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不動産売却にふさわしい時期・タイミング
ここでは、金沢で不動産売却を検討している方に向け、少しでも有利に不動産を売却するための時期・タイミングについて解説します。時期・タイミングを意図的に選んで売却することで、想定以上の現金を得られるかもしれません。
不動産の売却価格に影響を与える時期的要因の種類
不動産の売却価格に影響を与える可能性がある「時期・タイミング」には、主に次のような種類があります。
- 不動産市況を基準にした時期・タイミング
- 季節的要因を基準にした時期・タイミング
- 築年数を基準にした時期・タイミング
- 優遇税制を基準にした時期・タイミング
それぞれの時期・タイミングについて、具体的に確認していきましょう。
不動産市況を基準にした時期・タイミング
不動産の価格は、景気を始めとした様々な要因によって上下します。値動きの激しさは異なるものの、イメージとしては、不動産市況も株式相場のようなものです。
だからこそ、不動産を売却する際には不動産市況を考慮することが大事。そうとは言え、不動産市況のピークを言い当てることはプロでも不可能なので、「自分が納得できる価格まで上がったかどうか」を基準に不動産市況を観察しましょう。
参考までに、日本の不動産市況は、リーマンショックの後から長く下落を続けました。その後、アベノミクスがスタートした2013年以降、不動産市況は上昇に転じ、2021年現在は高止まりしている状況です。
新型コロナという未曾有のパンデミックを経て、今後、不動産市況がどのように変化していくのか要注目です。
季節的要因を基準にした時期・タイミング
2021年の石川県における中古マンションの売買件数を見てみると、3・4月の成約件数が多めのようです。年度によっては2・3月が多くなることもありますが、おおむね初春に県内の中古マンション売買は活況になるようです。
2~4月の間にマンション売却件数が増える理由は、ちょうど転勤や進学などのタイミングだからでしょう。ニーズの増える時期なので、「確実に売りたい」と考えるならば、このタイミングを狙うことも一法です。
ただし、売買が活況になるということは、競合が多くなるということでもあります。そのため、必ずしも価格が高くなるタイミングとは一致しない、ということも理解しておきましょう。
築年数を基準にした時期・タイミング
マンションにせよ戸建てにせよ、新築からの経過年数に応じ価値が下がっていくことは避けられません。特に、鉄筋コンクリートのマンションに比べると、木造の戸建ては価値の下落スピードが急速。築10年で価値は半分程度、築15年で3割程度、築20年で価値がゼロになるとも言われています。
そのような現実に鑑みると、少しでも高い価格で売却したいならば、価値が下がり過ぎないうちに売却してしまうことも方法。ただし、物件の所有期間によっては、もし売却時に利益が生じた場合に、後述する優遇税制を受けられない可能性があることにも注意しなければなりません。
優遇税制を基準にした時期・タイミング
不動産を売却する際、市況の好転やエリアの個別事情により、売却益が生じることもあります。買ったときの値段よりも売ったときの値段のほうが高くなる、という現象です。
この場合、売却益に対して所得税と住民税が課せられることになりますが、これらの税率は当該不動産の所有期間によって、大きく異なる点に注意しましょう。具体的には次のような税率となります。
| 所有期間 | 税率 | |
|---|---|---|
| 所得税 | 住民税 | |
| 5年以下 | 30.63% | 9% |
| 5年超 | 15.315% | 5% |
| 10年超 (譲渡所得6000万円以下の部分) |
10.21% | 4% |
| 10年超 (譲渡所得6000万円超の部分) |
15.315% | 5% |
この表の通り、所有期間が短ければ短いほど税率が高くなる点に注意が必要です。
なお、上記の「所有期間」は「売却した年の1月1日」が基準となる点にも要注意。たとえば所有期間「5年超」とは、実質的に5年間所有していかどうかではなく、「5年間所有した翌年の1月1日」をもって「5年超」と認定される点に注意してください。
売却を待ったほうが良い時期・タイミング
売却価格が上がりそうな時期・タイミングについてご紹介しましたが、逆に、売却価格が下がりそうな時期・タイミングもあります。必ず下がるというわけではありませんが、以下のタイミングでは、注意深く売却活動を進めたほうが良いでしょう。
近隣の大型新築マンションが引き渡しになる時期・タイミング
近隣に大型新築マンションが建設されている場合、その引き渡し時期を避けて売却したほうが無難です。なぜならば、大型新築マンションの引き渡し時期には、近隣の似たような間取りの物件の価格が、全体的に下落する傾向があるからです。
下落する主な要因はマンションの買い替えです。近隣の似たような間取りの物件に住んでいる世帯の一部が、一斉にそれまでのマンションを売却して大型新築マンションへ住み替えるため、一時的に周辺のマンション価格が下落することがあります。
もし、近いうちにマンションの売却を予定している中で、近隣に大型新築マンションが建設され始めた場合には、大型新築マンションの引き渡し前までにお住まいのマンションを売却してしまったほうが良いかもしれません。
なお、新築マンションの引き渡し時期は3月末になることが多い点も覚えておきましょう。
住宅ニーズが急増しそうな噂が流れているとき
「大学の新しいキャンパスが出来るらしい」「大手企業の工場が近くに作られるらしい」「最寄り駅に急行が停まるようになるかもしれない」等々、地域の住宅ニーズが急増しそうな噂が流れ始めたら、その噂が本当かどうかを見極めるまで、売却を待ったほうが良いかもしれません。もしそれらの噂が本当ならば、お住まいのマンションも含め、周辺の物件価格が一気に上昇する可能性があるからです。
時期・タイミングによって手取りが大きく異なる
金沢で不動産売却をお考えの方に向け、不動産の売却価格が高くなりそうな時期・タイミングと、逆に不動産の売却価格が安くなりそうな時期・タイミングをご紹介しました。
一般に不動産売却では数千万円のお金が動くため、わずか数%価格が上下しただけでも売却額が大きく変わってきます。
たとえば、仮に3000万円の評価額の物件について、時期・タイミングの影響で3%ほど価格が上乗せされれば、売却額は90万円も上がります。逆に時期を見誤れば、反対の結果となります。不動産売却において、時期・タイミングを見計らうことは非常に重要なポイントと心得ておきましょう。
なお、上でご紹介した時期・タイミングについては、あくまでも「全体的な傾向」であることをご了承ください。個別の案件次第では、違った傾向を示すことがあります。
お持ちの不動産の売却を検討する際には、信頼できる不動産会社によく相談するようにしましょう。