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境界が未確定の土地の売却方法
こちらの記事では、境界未確定の土地の売却について紹介しています。このような土地を売却する際に押さえておきたいポイントをまとめました。
このページで伝えたいこと
- 境界が未確定な土地は売却時にトラブルの元となるため、筆界や所有権界の確定が重要です。
- 測量や登記、話し合いなどに費用と時間がかかりますが、手続きを行うことでスムーズな売却が可能になります。
- 売却には実績ある不動産会社のサポートを受け、リスクと費用を踏まえた進め方を選ぶことが大切です。
土地の境界とは?
土地の境界とは、自分が所有している土地と隣の土地とを分ける境目のことです。この境界には「筆界」と「所有権界」の2種類があります。この2つには下記のような違いがあります。
- 筆界
不動産登記されている境界のこと(=公法上の境界) - 所有権界
隣の土地の所有者と話し合いで決める境界のこと(=私法上の境界)
この筆界と所有権界は、本来一致させておくことが望ましいといえるのですが、土地の形状などから当人同士の話し合いによって使いやすいように所有権界を調整するといったケースが見られます。
境界未確定を解消して売買する方法
土地の中には、境界がはっきりしないといったケースもあります。このような土地を売却する場合には、まずは境界を確定させることになりますが、下記のような手順を踏む必要があります。
- 隣の土地の所有者と話し合いを行い、境界線の確定を行う
- 道路明示申請を行う(管轄する市の道路課への申請)。このことにより、敷地と道路の境界線の確定を行う
- 実際の地積と測量図の間に大幅に誤差がある場合には、地積更生登記を行う
隣の土地の所有者と話し合いの上で境界について合意が得られた場合、境界について取り決めた内容を書面にした「筆界確認書」の取り交わしを行います。さらに、道路明示申請を行うと、「道路境界明示書」を受け取れます。これらの書面は売買の際に必要な書類となりますのでしっかりと保管をしておきます。
また、実際の地積と測量図を比較した際に大幅に誤差が発生している場合には、地積更生登記を行います。これらの作業を完了させることにより、土地の売却を行えます。
境界未確定の土地売却に掛かる費用目安
境界未確定の土地を売却する場合に必要な費用には下記のようなものが挙げられます。
| 測量費用 | 50〜100万円 |
|---|---|
| 筆界特定制度 | 数千円 |
| 境界確定訴訟が必要な場合 | 100万円前後 |
| 隣の土地との間に塀を設置する場合 | 40〜100万円 |
| 地積更正登記費用 | 30万円〜 |
このように境界未確定の土地を売却する場合は、通常の土地売却を行う場合と比較すると費用がかかる傾向があるといえるでしょう。
買主が了承すれば売却はできるが…
不動産売買では、どのような形だったとしてもトラブルが発生しないように進めることが自分のためになるといえます。境界未確定の土地でも買主さえ了承すれば売却は行えるものの、その後買主にとってリスクが発生する可能性があるという点については念頭においておく必要があります。この場合、考えられるリスクは下記のようなものがあります。
- 隣の土地の所有者とのトラブル
- 住宅ローンの担保に設定できない
境界未確定地を購入する場合、隣の土地を所有する人とのトラブルが発生する可能性があるほかにも、境界未確定の土地は資産価値が著しく落ちるために住宅ローンの担保にできないといったリスクがあります。
このようなことからも、境界未確定の土地を売却する場合には、前もって必要な手続きを行っておく必要があるといえるのではないでしょうか。
境界が未確定の土地を高く売るには?
境界未確定の土地を売却したい場合には、トラブルを避けるためにもさまざまな手続きが必要になります。このことからも、これまでにさまざまな土地の売却を行ってきた不動産会社のサポートを受けることがおすすめです。また、地元のネットワークに詳しい不動産会社の場合には、さまざまな情報を集められる可能性が高いため、売却に繋がることも期待できます。
以上から、土地売却を検討する際には複数の不動産会社を比較検討し、信頼できる会社選びが大切といえるでしょう。