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金沢市での不動産査定の
依頼方法や流れや注意点
金沢に限らずどこでも、不動産売却に当たって必ず必要となる最初のステップが、不動産査定です。査定によってその物件の売却相場を正しく把握できなければ、高すぎる価格設定になって買い手がつかなかったり、低すぎる価格設定で本来得られる利益をそこなったりする可能性があるからです。ここでは不動産査定を依頼する際の流れや注意点をご紹介していきます。
ステップ1:簡易査定を依頼する
査定方法には売りたい物件の情報をメールや電話などで伝えて大まかな価格相場を割り出してもらう「簡易査定(机上査定)」と、実際に物件を見に来てもらって細かいところまでチェックしより正確な価格を割り出してもらう「訪問査定」の2種類がありますが、まずは手軽に複数の不動産会社に査定を依頼することができる簡易査定を利用しましょう。そこで提示される査定額や対応の良し悪しを比べ、一番相性の良い不動産を見つけることができます。一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼できる、不動産一括査定サイトを利用するのもおすすめです。
ステップ2:訪問査定を依頼する
簡易査定で良さそうな不動産会社を見つけたなら、訪問査定を依頼しましょう。簡易査定で算出できる売却相場はかなり大まかで物件の実際の状況がきちんと反映されないことが多いため、訪問査定でより正確で適切な価格を割り出してもらう必要があります。査定には30分~2時間ほどかかるので、立ち会える余裕のある日時を選んで訪問査定日を決めましょう。
ステップ3:査定日のために準備しておく
査定が速やかに行えるよう、また納得のいく査定をしてもらえるよう、約束した査定日までに準備しておくべきことがあります。まず必要書類の確認。登記済権利書や土地測量図面、固定資産納税付書など、査定自体には必要ありませんが、売却の際に必要となる書類を予め揃えておくと安心です。また自分でも修繕の必要があるかどうか物件の隅々を確認しておけば、気になるところがあった場合に査定時に尋ねることができます。
ステップ4:現地調査と結果報告
査定日には不動産会社からの質問に正直かつ正確に答え、また聞きたいこと、気になることは何でも尋ねるようにしましょう。事前にハウスクリーニングをしておく必要はなく、売りに出すにあたってハウスクリーニングしておいた方が良いかどうかもこの時に質問することができます。査定日から3~4日後に査定結果が知らされますから、この際にはその査定額に至った理由を納得がいくまで聞くようにしてください。
訪問査定を受けたからと言って、必ずその会社に仲介依頼をしなければならないというわけではありません。訪問査定を理由に強引に契約に持ち込もうとする業者やしつこく勧誘してくる業者は、むしろ避けた方が良いでしょう。
査定の種類
不動産査定の主な評価法として3種類、不動産査定の主な査定の方法として2種類を確認してみましょう。
価格の評価
- 取引事例比較法
- 対象不動産と同一エリア内で成立した類似の売却事例を参考に、対象不動産の評価額を算出する方法。マンション、戸建て、土地など、種別を問わず広く適用される不動産評価法です。
- 原価法
- 対象不動産と同じ条件の新築物件を購入したと仮定して価格を算出し、その価格から経年劣化分の要素を差し引いて対象不動産の評価額を算出する方法。主に戸建てに適用されることの多い不動産評価法です。
- 収益還元法
- 対象不動産が将来的に生み出すであろう収益を基準とし、対象不動産の評価額を算出する方法。「直接還元法」と「DCF法」の2種類があります。主に投資用不動産に適用される不動産評価法です。
査定の方法
- 机上査定
- 机上査定とは、実際に対象不動産を見ることなく、机上で情報を集めることで大雑把な査定額を算出することです。具体的には、電話やネットなどを経由して受け取った基本情報(築年数、間取り、所在地、階数、方角など)を基に、似たような物件と比較して査定額を算出するというもの。実際に現地を見るわけではないので、建物の雰囲気や近隣の環境などは査定にほとんど反映されません。戸建て物件の場合には、大きく精度が下がってしまうこともあります。
ただし、対象不動産がマンションの場合には、似たような条件の取引事例が多いことから、戸建てに比べると精度が高めです。
どのような不動産を査定してもらうのであれ、机上査定は「売却の検討段階」や「本格的な査定の準備段階」で受けるものと考えておきましょう。
- 訪問査定
- 机上査定で行う情報収集に加え、実際に対象物件に足を運んで査定する方法です。物件の雰囲気や設備の劣化具合、駅までのアクセスの良し悪し、夜間の雰囲気など、実際に住む上での条件を加味して査定できるため、机上査定に比べると格段に精度が高くなります。
ただし、机上査定が当日や翌日に結果を聞けることに対し、訪問査定には1週間ほどの期間がかかります。概算でもいいからすぐに査定額の目安を知りたい、という方には、机上査定のほうが合っているでしょう。
逆に、本格的に不動産売却を検討している方には、訪問査定による正確な評価が不可欠です。どちらの査定を受けたほうが良いか分からない方は、不動産会社に電話で尋ねてみると良いでしょう。
不動産査定を依頼する際の注意点
不動産査定を依頼するときの主な注意点を確認しておきましょう。
不動産会社に任せきりにしない
不動産売却においては、不動産会社を信頼する姿勢は大切ですが、すべてを任せきりにすることは考え物です。高い査定額が出たから満足するのではなく、逆に、低い査定額が出たから不満を言うのではなく、「なぜその査定額になるのか」を、詳細に質問してみましょう。あわせて、いかに仕事が忙しくとも、自分なりに努力して物件の査定額を算出してみるようにもしたいものです。
日用品の売買とは異なり、不動産売却には大きなお金が動きます。売却金額によっては、世帯の家計に大きな影響を及ぼしかねません。だからこそ、不動産会社には徹底して納得できる説明を求めるべきです。査定額の根拠が不明瞭な場合や不自然に高めの査定額に変更された場合には、その不動産会社とのお付き合いを再検討してみたほうが良いかもしれません。
机上査定のみで判断しない
上述しましたが、査定の方法には机上査定と訪問査定の2種類があります。対象不動産を見ずに行う簡易的な査定が机上査定、対象物件を見て行う詳細な査定が訪問査定です。
当然ではありますが、本格的に不動産の売却を検討しているならば、必ず訪問査定を依頼してください。「複数の不動産会社に簡易査定をしてもらって比較する」という方もいるようですが、何社に依頼しようとも、簡易査定には限界があります。
良くも悪くも、対象物件の評価額に大きな影響を及ぼす要素が存在している可能性もあるので、本当に不動産売却をする予定ならば、精度の高い訪問査定を依頼することをおすすめします。
複数の不動産会社に査定を依頼する
不動産の査定は、一社のみではなく、複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。ちなみに不動産会社に支払う料金システムは、原則として成功報酬制です。査定の段階で手数料がかかることはないので、躊躇せず複数の不動産会社に査定を依頼すると良いでしょう。
複数の不動産会社に査定を依頼すれば、専門家の視点による「大体の評価額」をイメージすることができます。各社とも違った査定額を提示すると思いますが、最高値と最安値の間に極端な誤差はないでしょう。これにより「自分が持つ不動産の本当の価値はこのくらいだな」と、納得することができます。一社のみの査定では、この納得感を得ることができないかもしれません。
なお、当然ではありますが、「査定額=売却額」ではないことも改めて理解しておきましょう。実際の売却額は、買主との交渉次第で、査定額より低くなることもあれば高くなることもあります。
査定価格が異なる理由
複数の不動産会社に査定を依頼すると、各社、やや異なる査定額を提示してくるでしょう。不動産という商品性質を考えれば、査定額が異なることは何ら不思議なことではありません。
売却対象となる不動産は「世界に一つしかないもの」です。「世界に一つしかないもの」を複数の不動産会社が査定し、すべて同じ査定額になるということは、ほとんどありえません。
また、たとえば駅からのアクセス状況をどのように査定するかは、不動産会社や査定員によって異なるものです。あるいは、近隣の生活環境や住宅地としての将来性なども、不動産会社によって価値判断が異なるでしょう。
複数の不動産会社に査定を依頼する場合には、「同じ査定額になることはない」という前提認識を持って臨みましょう。